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3/13 幻のSQ値

2026年03月16日(月)

先週、13日(金)はSQでした。

SQ(エスキュー)とは、日本語に訳すと、「特別清算指数」のことです。

「Special Quotation」(スペシャル クオテーション)の頭文字を取って、SQと言います。

毎月の第2金曜日(SQ日)が先物・オプション取引の満期日となっていて、その前日(第2木曜日)までに建玉を決済(反対売買)しなければならないのですが、この日までに決済されていない建玉は、SQ日に強制的に決済されることになります。

このSQに向けて、さまざまな思惑を持った取引が行われるため、波乱が起きやすいと言われています。

また、「3月、6月、9月、12月」のSQはメジャーSQと呼ばれていて、取引量の多い株価指数先物(日経225先物など)が清算されます。

それ以外の月は、オプション取引だけなので、マイナーSQと呼ばれています。

その3月のSQ値ですが、日経クイック社の計算では「52,909円」となっています。

ところが、日経平均株価は終日、このSQをつけることなく終わりました。

SQ値のほうが、ザラ場の日経平均株価よりも安くついたことで、このような「幻のSQ」となったのです。

日経平均株価は、初値が付いた順に計算されますが、SQ値は、対象銘柄すべての初値で計算されるため、寄り安値銘柄が多くなるとこのような現象が起こります。

逆に寄り高値銘柄ばかりだと、SQがその日の日経平均株価よりも高くなることになります。

さて、このSQ値ですが、その後、SQ値よりも安く推移すると、下降トレンド、高く推移すると上昇トレンドとなることが多いようです。

本日は、米国の株安の流れと原油高を受けて、どう動くのでしょうか。

日経平均株価先物の先週金曜日のNYタイムの終値は、かろうじてSQ値を上回っていますが、ここを切って始めると要注意です。

今週は高市総理がトランプ大領領と会談します。

また、無理難題を押しつけられるのではないかととの懸念もあります。

トランプ大領領にしてみれば、今月、最後の週に予定されている中国訪問、習近平氏との会談のほうがよほど重要でしょうから、高市総理とかフランクに仲良く笑顔で写真の納まる程度で終われば良しとすべきでしょうね。

まだまだボラが高い環境が続きそうです。

そうそう簡単にここが底だと思わずに、じっくりと見極めたいと思います。

もうはまだなり、のスタンスで臨みたいです。

#SQ
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#トランプ
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#原油

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プロフィール

西堀敬(にしぼりたかし)

西堀敬(にしぼりたかし)

IPOジャパン編集長
(株)日本ビジネスイノベーション代表取締役
日本テクニカルアナリスト協会検定会員

1960年滋賀県生まれ。大阪市立大学商学部卒。和光証券(現、みずほ証券)の国際部、ウェザーニューズ財務部長、米国系Eコマース会社の日本法人 CFO&COO、IRコンサルティング会社取締役を経て、2011年より現職。上場会社の社外取締役を複数兼務する。
また、2002年より東京IPO編集長、2015年12月よりIPO No.1サイト『IPO Japan』を監修、編集長に就任。TV出演や経済誌への執筆、セミナーや講演会などIPOの第一人者として市場の啓蒙・発展に尽力している。

著書に『改訂版 IPO投資の基本と儲け方ズバリ!』(すばる舎)、『IPO株の本当の儲け方』(ソフトバンククリエイティブ)。


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