アノマリー
2026年05月29日(金)
アノマリー(Anomaly)は「異常」や「奇形」、「例外的な事象」を意味する言葉だ。
金融や投資の分野におけるアノマリーは、一般的な市場理論では合理的な説明ができないものの、過去のデータに基づいて繰り返し観測される価格変動の傾向のことを指しています。
アノマリーは、必ず起こるというものではありませんが、投資判断のヒントとして活用したいところだ。
代表的なアノマリーを紹介しておきます。
時期 アノマリー 概要
1月 1月効果 年初に資金流入が起こりやすいことから、1月の収益率は他の月よりも高くなりやすい
2月 節分天井 節分頃に相場がピークを迎え、その後調整に入ることが多い
3月 彼岸底 春の彼岸時期に底を打ちやすく、反発に転じる傾向がある
4月 4月末売り 4月末は利益確定売りが出やすく、株価が下がりやすい
5月 Sell in may 5月以降は株価が軟調になりやすく、売りが優勢になる傾向
6月 日本株高 日本では6月に株主総会が多く開かれるため、心理的に株価が上昇しやすい傾向
7~9月 夏枯れ 夏場は相場参加者減少により出来高が減り、相場が閑散としやすい
9月 下落の月 過去データでは株価が下がる頻度が最も高い月とされている
10月 10月効果 9月の調整後であり、ファンドの決算期のポジション調整などで買い場になることが多い
ハロウィン効果 10月末に買い、春まで保有する投資戦略が有効とされる
11月 勝ち月 多くの企業の中間決算発表や年末に向けた資金流入で株価が上がりやすい傾向がある
12月 クリスマスラリー 前半は節税売りが起こりやすく下落傾向、年末にかけて買いが強まり、株価が上昇することが多い
ちょうど、いまは5月、Sell in Mayに関しては、少し前に取り上げたが、今日が5月最終日、ここで売っておくのが良いのかは、なかなか難しい判断だ。
昨年は4月にトランプ関税ショックがあって調整した後、調整らしきものがなく、秋まで日経平均株価は棒上げとなった。
背景には、日本の政局があった。
石破総理が辞任、高市総理が誕生した。
そして、今年は2月の総選挙で高市自民党が大勝した。
高圧経済で日本株高というサナエノミクスをもてはやしたが、実際、相場を演出したのは、AI+半導体だった。
日本の景気はどうなるのか・・・・決して楽観できる状況ではない。
インフレはこの先も続くに違いない。
かつ、財政の下支えがなければ、消費者物価指数が1.5%で留まっていない。
企業間物価は5%超のインフレである。
これが、消費者に転嫁されてくると、消費意欲減退となる。
また、原油高騰、品不足で、国内ではありとあらゆる業界に目詰まりが起きてきている。
建築物の後期遅れなども発生してくるにちがいない。
株式市場は浮かれ気味だが、夏にかけて不都合な現実が見えてくるかもしれない。
市場はアノマリー通りには動かないが、季節ごとの意味合いはある。
今年は、昨年と違って、夏枯れもあることを念頭に置いておきたい。
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