まだはもうなり、もうはまだなり、というが・・・
2016年11月22日(火)
米大統領選挙の結果がでて、トランプ相場が始まってから2週間が過ぎようとしている。
選挙結果も想定外だったが、今回の相場も想定外だった。
政治アナリストも株式ストラテジストも専門家の言う事はまったく当たらなかったということをまず申し上げておきたい。
ドル円が110円台、日経平均株価が18,000円台に乗ってきた。
この先どうなるのだろうか?
ここでまた専門家と言う人に登場してもらうと、
この相場は長続きしない、
ドル円で112円、日経平均株価で18500円程度が関の山、
という意見が多いのではないだろうか。
選挙明けの相場展開はどちらかに大きく振れることが多いのだが、短期的なご祝儀相場で終わることも確かである。
その意味では、ご祝儀相場という第一幕は年内に終了するとして、その後の相場に関しては、正直言って誰もわからないというのが正確ではないだろうか。
ただひとつはっきりと言えることは、ときおり相場は一方向に行き過ぎることがある、と言う事である。
それは、もう理屈ではない世界なので、フェアバリューの計算根拠がなくなってしまうことがある。
そう考えると、もうそろそろ天井と考える局面には「もうはまだなり」という格言が当てはまるかもしれない。
そして天井知らずの上げ相場になってくる局面には「まだはもうなり」という格言が当てはまる。
私の見解は?と聞かれれば、もうそろそろ天井と専門家が言い出すタイミングは「もうはまだなり」と考えるべきだと思います。
この相場、誰も思いつかないところまで行く可能性があることも念頭に置いておくべきだろう。