Market Eye

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トランプ大統領就任式が迫る

2017年01月11日(水)

今週は後半にかけて益々寒さが厳しくなりそうです。 

スキーなどウィンタースポーツをされるかたにはうってつけかもしれませんが、寒さで出不精になる方が増えると消費もちょっと落ち込むかもしれません。

あまり寒すぎるのも善し悪しですね。 

さて、トランプ大統領が本日の米国時間に記者会見を行うそうです。 

大統領選挙で勝利したあとはTwitterでのみ発信していたのですが、初めての記者会見、どんな話が飛び出すか?興味津々であると同時に市場が逆回転するような発言もあるかもしれません。

それにしてもトランプ氏のTwitter発言の威力は凄いですね。 

世界中の超大企業がひれ伏すようにトランプ発言に従っていきます。トランプ氏が自らがルールブックで超法規的な存在だと錯覚しだしたらことは大事になりそうです。 

まだ米国内のことだけならいいのですが、国際的な政治の場でも同様の発言が飛び出し続けると、武力衝突のネタになりかねません。

米国のバイデン副大統領はトランプ氏に対して「大人になれ」と言っていますが、政治家ではなくビジネスマンのトランプ氏の言動はビジネスの世界では「大人」なのかもしれません。

良くも悪くも慣例無視の新大統領になるトランプ氏は米国そして世界を変えそうです。 

政治も経済も日本は米国のパートナーですから、その影響は軽微とはいかないでしょう。

いろんな変化が突然起こる、2017年はそんな年になりそうです。 

市場の動きを考えると、ボラが高くなりそうです。

この2か月間の円安ドル高の動きですが、米利上げとなれば、理屈としては円安ドル高が続くのですが、過去においては政治的な発言で円高になったこともありました。

トランプ氏が勝利したあとは思惑に対する成り行きで市場が動きてきました。

この先は思惑が現実になりますので、期待値だけで市場が動くことはなくなります。

1月も下旬を迎えると四半期開示となります。 

特に3月決算企業は円安で業績の上方修正期待もでてくることでしょうが、ここで業績の上方修正を出したからと言って飛びつくのはリスクです。

すでに株価にはこの2か月でほとんど折込り済なはずです。

その折込具合が重要で、織り込まれ過ぎていると、株価は下落することがあります。

相場の世界でいうところの、材料出尽くし、です。

ドル円の為替レートが120円台に乗ってくるなら更なる上振れもあるかもしれませんが、今の水準が続くなら、材料出尽くしには要注意です。

その意味では、トランプ大統領の就任式以降の市場の動きは、これまでと様相が変わる可能性もあることを念頭においておくべきだと考えます。

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プロフィール

西堀敬(にしぼりたかし)

西堀敬(にしぼりたかし)

IPOジャパン編集長
(株)日本ビジネスイノベーション代表取締役
日本テクニカルアナリスト協会検定会員

1960年滋賀県生まれ。大阪市立大学商学部卒。和光証券(現、みずほ証券)の国際部、ウェザーニューズ財務部長、米国系Eコマース会社の日本法人 CFO&COO、IRコンサルティング会社取締役を経て、2011年より現職。上場会社の社外取締役を複数兼務する。
また、2002年より東京IPO編集長、2015年12月よりIPO No.1サイト『IPO Japan』を監修、編集長に就任。TV出演や経済誌への執筆、セミナーや講演会などIPOの第一人者として市場の啓蒙・発展に尽力している。

著書に『改訂版 IPO投資の基本と儲け方ズバリ!』(すばる舎)、『IPO株の本当の儲け方』(ソフトバンククリエイティブ)。


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