円キャリーの巻き返し
2017年08月29日(火)
今朝6時前に北朝鮮が北海道の上空を通過するミサイルを打ちました。
Jアラートが発せられる時間にちょうどテレビを見ていました。
すぐにマーケットの動きをみたのですが、ドル円はすぐに反応しました。
まだ北朝鮮の歴史的なイベントを祝う日程は続きますが、おそらくいろんな日程が終わったとしても、北朝鮮の動きはとまらないと考えておいた方が良いのではないでしょうか。
日本円を低金利で調達して高金利通貨で運用する円キャリートレードのポジションはまだまだ積みあがっており、この地政学的リスクをうけていったん解消する動きが加速しそうです。
ここしばらくは、ドル円においては解消による円高を警戒すべきです。
また、日本の上場企業のドル円為替レートの前提は109円前後に集中しています。 109円よりも円高が続くようだと、日本株が割安である前提条件が崩れます。
すべてにおいて逆回転が起こる可能性が出てきました。
やはり、9月という月は相場において何かが起こる月かも知れません。
テイクポジションではなくて、クローズポジション、そして様子見が必要な時期のようです。