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外国人投資家が過去最大の売り越し

2016年03月18日(金)

今朝の日経新聞株式欄を見ると、先週、外国人が日本株を1兆9132億円売り越したそうだ。

先週の日経平均株価はそんなに下げた記憶がないのですが、この数字にびっくりです。

この売り越し額はリーマンショックやブラックマンデーをしのぐ売り越し額だそうです

外国人投資家はそんなに日本経済の先行きを悲観しているのか・・・・と思い悩みます。

でも、その大きな売りに立ちはだかったのは、証券会社自己売買部門でした。 

日本の証券会社なのか、それとも外資系証券わかりませんが、自己ポジションはかならず反対売買されるので将来の売り圧力になるはずです。

これ以上の株安は3月決算を控えて何が何でもくいとめたかったのかもしれません。

となると、決算明けは、なし崩し株価は崩れるかもしれないと見ておくべきかもしれませんね。

桜散る、が、株価散る、にならないことを祈りたいものです。

そして、今日のIPOは6社、優勝劣敗で2極化するか、全滅となるか? 

1~2社は買われ、その他は厳しい展開を予想します。

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プロフィール

西堀敬(にしぼりたかし)

西堀敬(にしぼりたかし)

IPOジャパン編集長
(株)日本ビジネスイノベーション代表取締役
日本テクニカルアナリスト協会検定会員

1960年滋賀県生まれ。大阪市立大学商学部卒。和光証券(現、みずほ証券)の国際部、ウェザーニューズ財務部長、米国系Eコマース会社の日本法人 CFO&COO、IRコンサルティング会社取締役を経て、2011年より現職。上場会社の社外取締役を複数兼務する。
また、2002年より東京IPO編集長、2015年12月よりIPO No.1サイト『IPO Japan』を監修、編集長に就任。TV出演や経済誌への執筆、セミナーや講演会などIPOの第一人者として市場の啓蒙・発展に尽力している。

著書に『改訂版 IPO投資の基本と儲け方ズバリ!』(すばる舎)、『IPO株の本当の儲け方』(ソフトバンククリエイティブ)。


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