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トルコで日本株は危機に

2018年08月14日(火)

トルコで日本株は危機に陥るのだろうか?

新興市場は年初から安値更新で、俗にいうところの「二階建て」の取引をしている投資家はこの苦境(追証)に耐えられなくて)すべてを損切りさせられている人も多いのではないだろうか?

年末になって振り返ると、あそこの急落を乗り切れなかったから、今年は大損した、という人が続出ではないだろうか?

過去を振り返ると、猛暑の最中に日本株が急落したことは何度かある。 だが、その多くは、その後、株価は戻っていることが多い。

何事も腹八分目でないといけないことを思い知ることになるのだが、特に、この季節は市場参加者が少なくて、薄商いとなり、相場は一方通行になりやすいことを念頭においておかねばなるまい。

そして、夏休みなどで、市場を離れるときは必ずポジションを減らすことが肝心である。 1週間とか遠ざかるなら、短期投資のポジションはすべてクローズすべきである。

おそらく、金曜、月曜の下げて、追証になっているポジションの強制ロスカットは今日の午後に出てくるはずである。 

今週は要注意の週であることを改めて念頭においておくべきである。

トルコの危機が教訓で終わるように願いたいものである。

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プロフィール

西堀敬(にしぼりたかし)

西堀敬(にしぼりたかし)

IPOジャパン編集長
(株)日本ビジネスイノベーション代表取締役
日本テクニカルアナリスト協会検定会員

1960年滋賀県生まれ。大阪市立大学商学部卒。和光証券(現、みずほ証券)の国際部、ウェザーニューズ財務部長、米国系Eコマース会社の日本法人 CFO&COO、IRコンサルティング会社取締役を経て、2011年より現職。上場会社の社外取締役を複数兼務する。
また、2002年より東京IPO編集長、2015年12月よりIPO No.1サイト『IPO Japan』を監修、編集長に就任。TV出演や経済誌への執筆、セミナーや講演会などIPOの第一人者として市場の啓蒙・発展に尽力している。

著書に『改訂版 IPO投資の基本と儲け方ズバリ!』(すばる舎)、『IPO株の本当の儲け方』(ソフトバンククリエイティブ)。


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