Market Eye

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再び売られたが・・・

2018年11月13日(火)

13日の東京株式市場の日経平均株価は朝方から米国株安の流れを引き継いで750円安まで売り込まれた。

この動きは春先の動きに非常に似ている。

10月の急落の後、25日移動平均まで回復、その後に2番底を探る動きとなるのはチャート分析からすれば当然の動きとなる。

後場に入って、日銀のETF買いの期待もあったかもしれないが、本日の日経平均株価の安値21,484.65円はPER12.12倍となり、春先の3月の安値となった12.22倍を下回っている。

株価のバリュエーションはここ数年間で最低水準にあり、企業業績が更に大きく悪化しない限りは、超割安な水準まで売り込まれていたといえる。

日経平均株価のEPSは1771.67円と10月上旬の急落時よりも高く、利益が成長は緩やかではあるが、減益とは言えない。 

前回も書いたように年末に向けて人為的な操作で株価が大きく売り込まれることはないと言えるので、このあたりが2番底になる可能性は高いように思う。

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プロフィール

西堀敬(にしぼりたかし)

西堀敬(にしぼりたかし)

IPOジャパン編集長
(株)日本ビジネスイノベーション代表取締役
日本テクニカルアナリスト協会検定会員

1960年滋賀県生まれ。大阪市立大学商学部卒。和光証券(現、みずほ証券)の国際部、ウェザーニューズ財務部長、米国系Eコマース会社の日本法人 CFO&COO、IRコンサルティング会社取締役を経て、2011年より現職。上場会社の社外取締役を複数兼務する。
また、2002年より東京IPO編集長、2015年12月よりIPO No.1サイト『IPO Japan』を監修、編集長に就任。TV出演や経済誌への執筆、セミナーや講演会などIPOの第一人者として市場の啓蒙・発展に尽力している。

著書に『改訂版 IPO投資の基本と儲け方ズバリ!』(すばる舎)、『IPO株の本当の儲け方』(ソフトバンククリエイティブ)。


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