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初値騰落率が200%超えに

2020年07月21日(火)

6月から再開したIPO11銘柄の初値騰落率の平均値が276%となっている。

すべてのIPO銘柄の公募・売出を買うのは至難の業であるが、もし、抽選で当たったら、大儲け間違いなしということにあるが、その可能性は低いのでタラレバの話になってしまう。

誰もが買うことのできる初値。 

その初値が付いてから上場当日の高値までの騰落率の平均値も+9%となっている。

11銘柄のうち5銘柄は+15%となっており、当選しても買える公募の100株ではなく、極端な話、好きなだけ買えるのが初値となっている。

IPO銘柄の初値買いにはリスクはあるが、需給相場に乗れると、短時間で値ざやを大きく取ることができる。

だが、飛び乗り、飛び降りが原則なので、長期保有には適していないといえる。

毎日、パソコンの前でザラ場中ずっと相場を見ることができる人には向いているかもしれないが、お仕事のある方にはお勧めできない。

さて、そうなってくると、IPO銘柄にいかに取り組むか?ということであるが、上場後、いったん調整した後に買い出動することをお勧めしたい。

そのタイミングについては、この4連休中にじっくりと解説していきたいと思います。



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プロフィール

西堀敬(にしぼりたかし)

西堀敬(にしぼりたかし)

IPOジャパン編集長
(株)日本ビジネスイノベーション代表取締役
日本テクニカルアナリスト協会検定会員

1960年滋賀県生まれ。大阪市立大学商学部卒。和光証券(現、みずほ証券)の国際部、ウェザーニューズ財務部長、米国系Eコマース会社の日本法人 CFO&COO、IRコンサルティング会社取締役を経て、2011年より現職。上場会社の社外取締役を複数兼務する。
また、2002年より東京IPO編集長、2015年12月よりIPO No.1サイト『IPO Japan』を監修、編集長に就任。TV出演や経済誌への執筆、セミナーや講演会などIPOの第一人者として市場の啓蒙・発展に尽力している。

著書に『改訂版 IPO投資の基本と儲け方ズバリ!』(すばる舎)、『IPO株の本当の儲け方』(ソフトバンククリエイティブ)。


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