押し目
2024年04月15日(月)
相場の格言に「押目待ちに押目なし」がある。
誰もが、マーケットの調整待ちだったのではないだろうか。
いつまでも上がり続ける相場は無いはずだが、いっこうに上げが止まらない中にあって、少しでも下げたら買い向かうことでここ半年間はなんとか好回転してきた。
買い疲れもあるが、利益確定させるようなイベントもなかった。
中東の緊張、イスラエルのガザ地区におけるハマス掃討作戦は、いまに始まったことではないが、イスラエルの圧倒的な武力で、戦争とは言えない状況がここまで続いてきた。
だが、イラン対イスラエルとなると話しは大きく変わってくる。
国と国の戦い、そして、中東の他国も巻き込む形になると、そうそう簡単に終わる話ではなくなる。
リスクオフ相場になるには格好のイベントが起こっていると言える。
ここまで押し目を待っていた投資家にとっては絶好の機会となるかもしれない。
こんなときに一つだけ気を付けたいことは、もうはまだなり、ということがある。
下げ始めるとおもがけない水準まで調整することがある。
もうこのあたりで買いを入れよう、と思う水準は、株価の高安ではなく、調整が一巡していないことが往々にしてある。
日経平均株価でいえば、75日移動平均線くらいまでは、絶対に待ってから出動すべきではないか。
そして、調整は短期間に大きな下げとなることにも留意したい。
「上げ100日、下げ3日」という相場の格言もあることを念頭におきたいものだ。